がんと闘う家族のメルマガ「がんにまつわる都市伝説」 (2020-08-12)

がんと闘う家族のメルマガです。

今回のテーマは「がんにまつわる都市伝説」。

例えば、こんなことを聞いたことはありませんか。

「栄養を摂るとがんが大きくなってしまう」

とか、

「高齢者のほうががんの進行が遅い」

とか。

どちらも「がんにまつわる都市伝説」といえるかもしれません。

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がん細胞は、増殖するために、

「炎症性サイトカイン」という物質を出し、

体中から血液を呼び込み、自分が増殖するための栄養にしてしまいます。

がん細胞は、そのように「自律的に」栄養を取り込むので、

がん患者である宿主が食べる食事の栄養がよいからといって

そのせいでがんが大きくなるということはないのです。


言えることは「がん」は糖質が大好きです

「ペットCT」を受ける前に糖質を体内に入れて、CTを取ります。

「がん」は糖質が吸い込みます。

それで「がん」のあり、なしを明確化できるのです。

糖質の制限は「都市伝説」ではなく、絶対行うことです。



いろいろな都市伝説がありますが、

「高齢者のほうががんの進行が遅い」、

という説。これも、

「加齢とがんの進行速度は無関係」とされています。

例えば、そもそも30歳以下のがんの発生頻度は低いのですが、

もし発生した場合そのほとんどが「低分化腺がん」であると言われており、

低分化腺がんは進行が速いがんであるということがひとつ。

一方、80歳以上の高齢者の場合、

がんが腺管のかたちをとる「高分化腺がん」が多く、

高分化腺がんは比較的進行が遅いものであるため、

それらのことを乱暴にひっくるめてしまって

「高齢者は進行が遅い、若い人のほうが速い」と

ひとつの説として流れてしまっているようです。

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ほかにも、「焦げたものを食べるとがんになる」ということも

聞いたことがおありかも知れません。

これは都市伝説ではなく、「うそではないがそれだけでなるわけではない」、

というくくりになるでしょう。

黒こげの肉などは食べないに越したことはありません。


がん細胞は遺伝子異常により発生しますが、

その原因は完全には解明されていません。


胃の場合はピロリ菌感染による炎症であるとか、

肺の場合タバコによる刺激が、

がんの発生に影響しているということは分かっていますが、


そのほかにも、食品添加物や焦げた食品のような食べ物、

ストレスや生活習慣などなど、

いろいろな要因が組み合わさるなどして突然変異を引き起こす、

と考えられています。


がんに関する研究は、日進月歩、めざましく進んでいて、

医師でも常に勉強が追いつかないほど、と言われます。

古すぎる情報にも、ましてや都市伝説のようなものには

惑わされることのないようにしたいものです。

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がんへの罹患率をハッキリ上げてしまうモノとして

タバコがあります。タバコには、

・タバコ自体に含まれる物質

・その物質が不完全燃焼によって生じる化合物

の2つがあり、その中に含まれている発がん性物質は

なんと約70種類。

それがタバコを喫うことで直に肺に入り、

血液を通じて全身に運ばれるのだそうです(国立がんセンター「たばことがん もっと詳しく知りたい方へ」より)。

また、「加熱式タバコなら健康に悪くない」というような

説がありますが、これは都市伝説どころかまったくの誤解。

火ではなく電気で加熱している違いだけで、

タバコの葉っぱを加熱し、ニコチンを含むエアロゾルを生成しており、

立派なタバコで、発がん要因。もし、このメルマガを

読んでくださっている方に喫煙者がおられるならば、

紙タバコでも加熱式タバコでも、

「今すぐやめる」が唯一の正しい道かも知れません。

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