お風呂の入り方
自宅で簡単に身体を温める最も効果的な方法は、お風呂に入ることです。しかし、間違った方法で行うとかえって身体に負担をかけてしまう場合があります。こちらでは、全身を効率よく温めるお風呂の入り方をご紹介します。
全身をしっかり温めるお風呂の入り方
お湯の適温は38~40度
身体の深部まで温めるには、ぬるめの湯につかってじっくり温まることがポイントです。お湯の温度は38~40度に設定しましょう。「ちょっとぬるい」と感じるぐらいが目安です。40度を超えると、身体の深部に熱が届く前に交感神経を刺激してしまいます。
最低でも10分~30分つかる
身体の深部にしっかりと熱を伝えるためには、最低でも10分以上、できれば30分程度湯船につかるのがおすすめです。短時間では皮膚の表面だけが温まるので、入浴のメリットが少なくなってしまいます。ゆったりと入浴することで副交感神経を優位にすることができるのです。
就寝1~2時間前に入浴する
上昇した体温がゆるやかに下がっていくときに、自然と眠りにつきやすいといわれています。入浴で体温を上げ、通常の体温までゆっくり下がっていくときによい睡眠がとれます。そのため、就寝1~2時間前に入浴するとよいでしょう。熱いお風呂は交感神経を刺激して眠りにつきにくくなりますので注意しましょう。
肩までしっかりつかる
半身浴をしている方も多いですが、上半身が冷えてしまうデメリットがあります。全身を温めるには半身浴よりも、肩までしっかりつかるのがおすすめです。全身浴であれば、水圧による血行促進も期待できます。ただし、持病がある方は医師の指示に従ってください。
のぼせを予防する
身体が冷えた状態でいきなり湯船に入ると、皮膚表面だけが温まりのぼせや湯疲れの原因になります。入浴前に脱衣所や洗い場を暖めておき、かけ湯をするなどして身体を慣らしておきましょう。水で濡らしたタオルで頭や顔を冷やすのもおすすめです。入浴中に暑いと感じたら、手や胸元を湯から出して身体を冷やすとよいでしょう。
毎日のお風呂でしっかり身体を温めましょう
自宅でのお風呂は、身体を温めるうえで最もメリットのある方法です。シャワーで済ませがちな方も、ぜひ湯船につかることを習慣にしましょう。