温めポイントを知って全身を効率よく温めよう

私たちの身体には、温めると効果的な部位がいくつかあることをご存じですか?寒さや冷えを感じるところを直接温めるのもよいですが、温めるべき部位を知っておくと、効率よく全身を温めることができます。ポイントは、筋肉が集まる場所をしっかり温めること。筋肉が集まる場所は血流が集中しており、温めることで全身に効率よく熱が行き渡ります。こちらでは、全身を効率よく温めるためのポイントをご紹介します。

全身を効率よく温めるポイント

Points to efficiently warm the whole body

お腹

まずしっかり温めたいのがお腹。お腹は臓器が集中しているため、特に冷えに注意したい部位です。胃腸や子宮は冷えを感じやすく、冷えると不調になりやすいので要注意。お腹を温めると末端まで血液が行き渡り、全身の冷えの解消につながります。腹巻やカイロを使って意識的に温めましょう。

首・手首・足首

首、手首、足首といった「首」と名前がつく部分です。これらの部位は皮膚の表面近くに血流の多い動脈が通っています。外気の影響を受けると血液の温度が下がり、全身が冷えやすくなるのです。手袋やマフラー、靴下などを使って寒さからガードしましょう。

腰まわり

腰やお尻などの下半身が冷えると、腰痛や骨盤内臓器の不調につながります。また、腰は自律神経(副交感神経)を司るポイントでもありますので、冷やさないよう重点的に温めることを意識しましょう。

太もも・膝裏

太ももには大きな筋肉が集中しており、たくさんの血管が通っているため、ここを温めることで効率よく全身が温まります。お腹に戻る血液が通る部位ですので、身体を芯から温める効果が得られやすいでしょう。太ももに湯たんぽを乗せると全身に熱が伝わりやすいので、利用方法に注意しながら試してみてください。

二の腕

意外と知られていない温めポイントが二の腕。上半身の中でも比較的大きな筋肉が集中し、血管が集まっています。一方で脂肪がつきやすく冷えやすい部位でもあります。二の腕の前側、後ろ側の両面から温めると効果的です。また、袖付きのインナーなどで冷えを防止するとよいでしょう。

温めポイントを知って身体を冷えから守りましょう

Know the warming points

身体を冷えから守るには、血流が多い場所をしっかり温めるのがポイントです。ご紹介した温めポイントを押さえて、服装や入浴などで身体を温めましょう。