適度な体温を維持する理由とは?オフィスでもできる簡単な温活

体温が下がると身体全体の不調を招くことが知られています。「身体を冷やすのは良くない」「低体温には注意が必要」とは言うけれど、どの程度の体温を基準に判断したらいいのかわからない、という方もいらっしゃいます。こちらでは、体温が特定の温度維持されている理由について、オフィスなどでも簡単にできる温活をあわせてご紹介いたします。身体の冷えが気になるという方は、ぜひ簡単温活をお試しください。

平熱は何度が良い?平均体温とその理由

手のひらに電球

日本人の平均的な体温は36.8度前後と言われていますが、人の体温には個人差があり各個人の平熱も異なります。常に37度を維持している方もいれば、36度弱という方もおり、一概に言えません。

平均体温より少し低くても体調不良にならないというのなら、それほど気にする必要はないでしょう。しかし、平熱が35度台という方はさすがに低すぎると言えるため、注意が必要です。

体温が36~37度程度に保たれている理由は、人間の体内で行われる「代謝」が関係しています。「代謝」とは体内で起こる化学反応のことであり、基本的に化学反応は温度が高いほど活発に行われます。そのため、体温が下がると代謝が活発に行われなくなる=代謝が悪くなる、と言われるのです。

それでは、体温が高ければ高いほどいいのか、というとそうでもありません。身体を構築している細胞やたんぱく質は42度以上の高温の中では障害が発生してしまいます。

程良く代謝が活発になり、滅多なことでは40度以上にはならない丁度良い温度が、37度前後なのです。

オフィスでもすぐにできる!ちょっとした温活

顔を両手で触る女性

身体を冷やす食べ物や飲み物を控える、運動する、といった対策の他にも、オフィスや通勤中にできる簡単な温活もあります。

椅子に座りながらかかとの上げ下げをする

体温を上げるために血流を促す筋肉は重要です。筋トレやジョギング、ウォーキングなどが効果的ですが、なかなか運動する時間が取れない、運動が苦手で続かない、という方もいらっしゃいます。

そんな方は簡単なエクササイズで運動をすることをおすすめします。椅子に座りながらかかと上げ下げするだけなら、仕事中や通勤中でも簡単にできます。また、家でテレビを見ながら行うのもおすすめです。

指先を揉む、手足の指を動かす

手の指先、足先の冷えがつらいという冷え性の方は多くいらっしゃいます。指先には毛細血管が張り巡らされており、この末端の血流を促すことが冷え対策につながります。両手でグー・パーを繰り返したりして動かすようにしましょう。

足の指も同様にグー・パーと動かします。この時力いっぱいグーを握り、パーにする時も思いっきり開くようにしてください。20秒~30秒ほど行うと、指先が温かくなってきます。

また、指を1本ずつ揉むのもおすすめです。ちょっとした待ち時間やデスクワークの合間など、いつでも行うことができます。

おやつはナッツやドライフルーツを

ケーキやクッキーといった白砂糖をたっぷり使ったおやつは、身体を冷やす原因になってしまいます。身体を冷やす白砂糖は避け、砂糖が使われていないおやつが良いでしょう。

「仕事で疲れた脳に糖分が欲しい!」と思った時は、身体を冷やさない黒砂糖や果物の甘味がギュッと詰まったドライフルーツ、あんこを使った和菓子などがおすすめです。

健康維持を目指すならまずは身体の冷えから!

身体の冷えを防ぐためには、食べ物や飲み物に気をつける、運動をする、腹部を温める、湯船につかる、など様々な方法があります。身体を冷やす食べ物&温める食べ物についてはこちらに詳しく記載していますので、ぜひご覧ください。